IWABEメッセージ
第241回 高松礼参
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり、沙羅雙樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす。おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし、たけき者も遂にはほろびぬ・・・・・」。有名な古典での平家物語の書出しであり、今年のNHKの大河ドラマ「平清盛」を表す一文でもあります。会社経営の基本の教示として胸に刻む言葉であり、一時の繁栄を戒める人間社会の常として学ばなければならなりません。源平屋島の合戦は1185年のことです。屋島に陣を構えた平家。嵐の夜、徳島県勝浦へ船で上陸し奇襲作戦で攻め落とした源氏。大軍を誇った陣営も西へと落ちのびました。那須与一扇の的、佐藤継信は大将義経の前に立ちふさぎ身代わりとなりました。矢が唸り左肩部を射抜き犠牲に。話はつきません。これぞ源平屋島の戦いです。また、美浜町には義朝の墓地があります。父と8人の弟を殺した本人も自身の家人の手にかかるのです。木刀があればと悔やむこの物語も見逃すわけにはいきません。清盛に最も恐れられた男でもあるからです。その基盤で嫡子頼朝の鎌倉幕府の創設となり、弟義経の武勇や軍功に引き継がれ、大輪の花となるのです。2月4~5日と高松市塩江にある岩部八幡神社へ工事安全祈願と商売安泰の願掛けを合せて参拝しました。池田禰宜親子、御母堂様、奥様一同での御奉仕には心が洗われました。今年も一年間一生懸命に家業に励み無事故であること宗として努力致す所存です。京都伏見稲荷参拝でも心を込めました。来年も高松と伏見には出掛け御礼と報告を実行したいと思っております。
愛工大附属中学校二年生のクラスで教壇に立ちました。社会科で歴史の科目があり日本の姿を勉強していると思っていましたが、建国の経緯を知りません。無論のこと教科書にはないのです。それどころか、初代の神武天皇の紹介はなく、天皇のことは、一言の説明もされていません。祝日の表を見れば国家の大切さが分かります。体育の日と敬老の日以外は皇室と関係のある祝日です。世界最大の古墳は5世紀に建造された仁徳天皇陵古墳(486m)です。229mのクフ王のピラミッドと比較すると分かります。世界一(2000年以上前)の建国、それは日本国であります。ちなみに第2位(1000年以上前)はフィンランドです。教育現場で感じた事を書きました。古い人間でしょうか。