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第288回 ユーモアと老人

 マイッタよ。1ヶ月間も咳が出る。祖父「岩五郎」は咽頭癌で一生涯を終焉しました。その死に際に勇気のある男を見ました。隔世遺伝ではないかと思い病院の門を潜りました。検査の結果は陰性でした。やれやれです。小生も老人の仲間入りする年齢です。
 ここに一つの人生訓があり手帳に書いてありました。「ボケずに長生きしなはれや」の表題で、参考にしてみて下さい。「歳をとったら出しゃばらず、憎まれ口に泣きごとに、人のかげ口グチいわず、他人のことはほめなはれ。聞かれりゃ教えてあげてでも、知ってることも知らぬふり、いつでもアホでいるこっちゃ。お金の欲を捨てなはれ。なんぼゼニカネあってでも、死んだら持っていけまへん。あの人はええ人やった、そないに人から言われるよう、生きてるうちにばらまいて、山ほど徳を積みなはれ。というのはそれは表向き。ホンマはゼニを離さずに、死ぬまでしっかり持ってなはれ。人にはけちと言われても、お金があるから大事にし、みんなべんちゃらいうてくれる。内緒だけどほんまだっせ。なんぼ頑張り力んでも、体がいうことききまへん。あんたはえらい、わしゃあかん。そんな気持ちでおりなはれ。ボケたらあかんそのために、頭の洗濯生きがいに、何か一つの趣味もって、せいぜい長生きしなはれや」。まだまだ、あったと思いますが忘れてしまいました。おわりです。
 老人はユーモアが第一です。全国に人気者であった名古屋の「きんさん、ぎんさん」。二人揃って草津温泉に招待されました。インタビュアーが「温泉はどうですか。若返るでしょう」とマイクを向けました。きんさんがあのシワクチャの顔から「そう、二十歳になったみたい」と、周りをどっと笑わしました。横からぎんさんがすぐたしなめました。「それは言い過ぎだ、せめて六十歳ぐらいになったと言わにゃ」。このやりとりを見て、ここには「はあ、二十歳が四人いるから、ほんとうは八十歳です」。
 なんと若さの秘訣は、明るさとユーモアなのです。お父さん、お母さんに一読する様にすすめて下さい。ご安全に。

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