IWABEメッセージ

Messages

第229回 岩部八幡神社に参拝

 春浅み、葉もまだ出ねば、乳の木の、垂れし乳房は、現われなりけり」。参門に堂々として聳える香川県の天然記念物で。樹齢約600年で55mの樹高を誇る雌木と雄木の大銀杏があります。明徳3年(1392)に細川頼之が修築をした頃に植木したものと言われています。幹から垂れ下がる多数の気根は母親の乳房に似ていて産婦の信仰も厚いと聞きます。今年も池田宮司殿、そのご母堂、奥方、ご子息の宮司様そして村人達のお迎えです。自然石での長い階段、清々しい社殿、落葉一枚までも掃き清められています。今年も高松市の岩部八幡神社への参拝です。心より感謝の念を覚え喜びに浸ります。そのご母堂は、土産の松華堂「松かげ」を見て「私は女学生のころ学徒勤労動員で半田の中島飛行機で働いていまし」と懐かしく思い出を言われました。何にかしらご縁を感じました。お守りはその大銀杏の実です。大切にして下さい。
 本来日本の神道は自然崇拝です。大樹であり、又、石の崇拝でもあります。山であり川であったり、岩の神、地の崇拝でもあります。動物もあり植物も含み全ての自然の崇拝が日本の神道であると理解しています。ご神木にはしめ縄を巻きます。この木には神が降神するという姿を示す印なのです。起工式の祭壇ではしめ縄を張り白色の御幣を飾り神をお迎えする。海の幸、山の物を配列し治めの儀式を行なう。我々は子供のときから神社といえば森を連想して育ちました。日本の神道は森の宗教で森のない神社はありえないともいわれています。とくに伊勢神宮、出雲大社、諏訪大社は有名です。京都伏見稲荷社のお守りは狐ですし、お三輪さんには蛇。天神様は牛です。その神の使いと称する動物たちは、かつては神そのものであったにちがいありません。日本の神道は自然崇拝の宗教に間違はありません。困ったときの神頼みと申しますが、その方法を間違うとマイナスが「叶う」そうです。ただただ感謝あるのみで「ありがとう御座います」という意を表わすことが成功に一歩近づくことだそうです。地上の神々は、元は人間であります。それだけにお礼を言わないと「ああ、そうかい」となります。また5の倍数の賽銭が御縁となるそうです。今年も無事でありますように。

岩部建設株式会社 〒470-2345 愛知県知多郡武豊町字西門74番地 TEL 0569-72-1151

© 2006 Iwabe Corporation